全国で多発している強盗殺人事件で、指示役ルフィとされる渡邉優樹容疑者とEXITの兼近大樹さんが過去の犯罪で関係していたのではないかと話題になっています。二人の関係について渡邉容疑者の経歴や札幌窃盗事件の詳細などを調査しました。
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強盗の指示役ルフィ「正体は日本にいられなくなった暴力団員説」
渡邉優樹と兼近大樹の関係「札幌でオーナーと従業員」
指示役ルフィこと渡邉優樹容疑者がフィリピンの収容所に拘束されているなか、警視庁から逮捕状が出たと言うニュースがでました。その後、渡邉容疑者の身辺や過去が明らかになってきました。
その中に、2012年に札幌で起きた窃盗事件がありました。
2012年8月3日の読売新聞をまとめます。
- 札幌市中央区のマンションから現金約1000万円入の金庫を盗んだ容疑で男4人が逮捕された。
- 逮捕されたのは不動産業渡辺優樹容疑者(28)、飲食店従業員兼近大樹容疑者(21)ら4人。
- 4人は4月22日未明、札幌市中央区の元ホストクラブ従業員の男性(25)方に侵入し、現金約1000万円入りの耐火金庫やブランド時計など300万円相当を盗んだ疑い。
- 渡辺容疑者らは男性宅に多額の現金が保管されていると知人から聞き出し、4人で見張り役などを役割分担して住民を装い、業者を呼んで解錠させたと供述している。
4人の逮捕者のなかに渡邉優樹容疑者と兼近大樹容疑者という名前があります。
渡邉容疑者は事件当時28歳とあります。報道されている渡邉容疑者の生年月日は1984年4月20日なので現在38歳、年齢は合致します。
兼近さんの生年月日は1991年5月11日で現在31歳、当時21歳とこちらも合致します。ふたりが北海道出身ということもあり、2012年の窃盗事件の記事は該当するとみていいのではないでしょうか。
さらに事実かどうか調べると、EXIT兼近大樹さんについて週刊文春が文春砲を放っていました。
EXIT兼近大樹は不起訴「渡邉優樹容疑者が計画実行犯」
逮捕状が出た渡邉優樹容疑者とEXITの兼近大樹さんが新聞記事と同一人物かということについては、2019年9月12日号の週刊文春で明らかにされていました。
週刊文春はEXITの兼近大樹さんの過去を一足早く嗅ぎつけ、調べ上げていました。さらにEXITの兼近大樹さん本人にもインタビューをしています。
結論から言うと、兼近さんは事件の共犯者ではなく、事情聴取はされたが、10日間の勾留後釈放されたということです。逮捕されたが不起訴だったということでしょうか。
事件当時の兼近さんは飲食店のオーナーから小さなサパークラブ「B」を任されていました。
事件を計画、実行したのは飲食店「B」のオーナーだと言いいます。逮捕された4人のうちの一人でしょう。当時不動産業とあるのでビルのオーナーが渡邉優樹容疑者なのでしょう。兼近さんは不起訴だったことから事件に巻き込まれた形でした。
EXITの兼近大樹さんは週刊文春の取材にホッとしたと口にしています。いつかばれるだろうと思って吉本興業には話していたが、吉本興業は公言する必要はないのではないかとアドバイスされていたということです。
兼近さんは地元の友人は不良グループばかりだったから、全てを捨てて東京で芸人になろうと上京したということです。
渡邉優樹経歴「不動産屋から窃盗事件主犯者」
写真は全国で起きている強盗殺人事件の指示役ルフィとされている渡邉優樹容疑者と今村磨人容疑者です。
「女が攫われたっぽいから確認のために、知り合いの家の鍵を開けてきてくれ」 店をもたせてくれた“ボス”の指示どおり業者を呼んで解錠し、無人であることを確認した主人公。だがその数日後、自宅に警察がやってきて、自分が解錠に立ち会った家で、直後に窃盗があったことを知らされる。「ハメられた」と知った主人公は、札幌を捨て、芸人を目指し上京するのだった――。
(「むき出し」著・兼近大樹より引用)
兼近さんの自伝的小説「むき出し」には北海道札幌市で起きた窃盗事件だと思われる部分が出てきます。
何も知らない兼近さんは自分に店を任せてくれたオーナーに「女がさらわれたっぽいから部屋を見てきてくれ」と言われ、ボスの指示通り業者を呼んで鍵を空けてもらいました。その後警察が来て鍵を空けた場所で窃盗があったことを知ったと言います。
まさに指示役ルフィの渡邉容疑者にまんまとはめられ、使われてしまったということでしょう。
さらに兼近さんの話とつながることが1月29日配信のFLASHに載っていました。
「『俺は以前、札幌で窃盗をやって逮捕されたけど、そのときに俺に使われて共犯者として捕まったのが、あのEXITの兼近なんだ』と話していたんです。そのときは、まったく信じていませんでしたよ」(2019年11月かけ子として36人が一斉に逮捕された際に捕まったKさん)
Kさんは特殊詐欺で捕まりフィリピンの収容所に収容された際、指示役ルフィの子分として渡邉容疑者や今村磨人容疑者、Sと名乗る男らに支配されていたと言います。
引用部分はKさんが渡邉容疑者に聞かされた自慢話だということです。
渡邉優樹容疑者はEXIT兼近さんの活躍を見ていたのです。そして兼近さんは渡邉容疑者がルフィだったと知り驚いていることでしょう。
【追記】兼近が闇バイトについてAbemaで語る
渡辺容疑者らルフィと見られる男たちが指示していた実行犯たちは闇バイトで募集していたと言われています。
兼近大樹さんは自分の経験を話していました。
「昔というか僕の時代はSNSというよりかは地元の周りの環境というか、先輩とかがそういうのをやっていて後輩に流して行くという感じでした。今回のを知ってSNSという上下関係のない中、自分で選んで自分でやるっていうその環境ってどうやってできていくのかというのが凄く気になって・・」
兼近さんは先輩後輩という上下関係や信頼関係があって、自分の意志なくそれをやるしかない状況になることが多いということでした。
AbemaTVの闇バイトについて特集では、今回逮捕された実行犯の一人の供述からわかったことがあります。
- 日当100万円の求人に応募した。
- 互いに面識はなかった。
- 「個人個人で家の中に入ってやれることをやれ」「金庫を持ってこい」などの指示を受けた。
- 「殺してもいい」などと平気で言っていた。
指示役は実行犯の身分証明書を送られてから仕事の紹介となるので、提示しなければならない。実行役はそのことで逃げられない、逆らえない状況になってしまうと言います。
実行犯の容疑者となった人物は「ルフィの使いと見られる人物が訪ねてきて自宅も家族も知られてしまいもう抜けられないと思った。『警察に捕まったら黙秘する』という契約だったのでこんな話をしたら粛清される」と語りました。
兼近さんは「人の使い方で悪い人たちはやるんですけど、実行犯達は自分で選んで楽して人を陥れてでも稼ぎたいと思ったってことは自分に後ろめたさを感じている、だから誰にも相談できない状況を作り出しているから後戻りできない、すごいうまいやり方」と話していました。
もしも闇バイトや高収入バイトと思って踏み入れてしまったときに抜け出す方法は勇気を持って逃げることということでした。
身分証明書を提示するだけなので、脅されたとしても追ってくることはないと思っていいということです。犯罪者は現実世界にでてくることを嫌がり、追ってくるほうがリスクが高くなるからだそうで、それと同時に警察に連絡することも大切ということです。
【追記】EXIT兼近大樹が言及
(2023.01.30追記)
EXITの兼近大樹さんが1月29日のトークライブで渡辺容疑者と関わった札幌事件が騒ぎになっていることに対して言及しました。
「4年前にもともとでていることなんでアレですけど。。。ちょっとみなさんにも悲しい思いをさせているかなと思って、改めてその、ご迷惑をおかけしていますということを伝えさせていただきたいなと思いまして。本当、すいません、その軒に関しては」とファンを悲しませていることを謝罪しました。
4年前の週刊文春でも兼近さんは取材に対し、吉本興業には全て話していたが、吉本興業から黙っているように言われ隠しているわけではなかったことやこれで少し気が楽になった、良かったと話していました。
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