統一教会

祝福二世の苦しみ「心の闇を誰にも相談できない」旧統一教会

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旧統一教会の元二世信者である小川さゆりさんが10月7日行った会見で切実に訴えた旧統一教会の解散。SNS上で教団の宗教法人解散を求める署名活動をおこなっていますが、12万人以上の票が集まっています。今回は祝福二世がどのような苦しみを持ち合わせているのか調査したいと思います。

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祝福二世(30代女性)「教会にはうらみしかない」

現在、旧統一教会に対しては恨みしかないという元二世信者の30代女性、父親と母親が合同結婚式で結婚して生まれた祝福二世です。大学卒業を機に親元をはなれ教団とも決別し、今は一般男性と結婚をしています。

家には高価な壺や水晶でできた五輪塔、弥勒菩薩像(みろくぼさつぞう)が何体もありました。父親は地域の教団幹部でもあり熱心な信者で布教活動をしていたため、生活は常に困窮していました。

 

「父親は珍味を売り歩いていたりとか、高麗人参茶を売り歩いていたりとか、統一教会からお金をもらって生活するんですけど、お金をもらっても献金に流れていくし、ほぼ家にはお金がなくて、ご飯を食べたいなと思った時に炊飯器にカピカピのご飯が残っていて、それにおみそをぬってたべたりだとか・・(30代女性)」

その他にもプラカードを持ってデモに参加など布教活動は小さい頃からさせられ、統一教会の純潔キャンディーを配らされたといいます。

最も辛かったことは韓国での21日修練会です。小学校の夏休みを利用して地区の二世が一緒にツアーを組んで韓国の施設に行きます。教団本部がある清平(チョンピョン)に21日間拘束されました。修練会では朝から晩まで統一教会の聖歌を歌い、全身を自分で叩いたり他人に叩かれたりしていました。

そして安倍元首相の事件があって、考え方が変わってきたと言います。献金にノルマはありませんとか2009年以降コンプライアンスを守っているから良いというスタンスが許せないと思うようになり、Twitterを開始し、声を上げるようになりました。

山本サエコさんは2世に対してこう伝えたいと話しました。

私の場合は勇気を持って父とは絶縁しました。そうしないと自分の人生を歩めないし、宗教と親に人生を乗っ取られるような感覚でした。自分の人生は自分で歩まないと。宗教の2世の人で今悩んでいる人がいれば、自分と親は違う事を分かってもらいたいです。

祝福二世(20代男性)「離れても教会に縛られて生きていくしかない」

元二世信者の20代の男性

世間で騒がれているようにずっと献金をしてきた家庭で、両親からは常に借金があるという状況を伝えられていました。節約をして贅沢をしない生活をやらなければいけないと言われてきました。また教会の活動を優先するため、家族の時間はほとんどなかったと言います。

両親は息子名義で大学の奨学金を借りました。20代男性は大学費用が600万円なのに必要以上の金額である1000万円を借り、残り400万円は献金など教会関連に使った可能性があると話していました。

二世信者として育った息子に両親は祝福結婚を迫ってきました。準備が進んでいき、祝福結婚の間際で踏み切るのがこわくなり、精神的ストレスがかかって鬱になったといいます。自由な恋愛は認められず、教団が決めた相手との結婚を強要されていました。

20代男性はそれから家を出て交際中の女性と暮らしています。実は交際しているのは同じ祝福二世の女性です。SNSで同じ境遇の人を探すうちに出会い結婚を考えていると言います。

父親的には「今すぐ別れろ」みたいなスタンスで、子供はちゃんと祝福を受けて正しい結婚生活を送ってほしいという気持ちが強いと思います。彼女の両親も祝福結婚をしてほしいと思っているので、どちらの両親も心から祝ってくれるような状況じゃないですし、自分の幸せを願ってもらえないのは悲しい事実だと思っています。
本日から期日前投票できます
江東区推したい人がいます。江戸川区もいます。

他にも、選挙があるたびに「この人に投票してほしい」という母親からの連絡がきます。

20代男性は教会から離れたとはいえ、両親はずっと教会の教えに忠実に従っているので、教会に縛り付けられていると言います。これからも、教会の事情で息苦しさを抱えながら生きていかなきゃいけないとつらい胸の内を語っていました。

祝福二世(30代男性)「教会から抜けても抜けなくても地獄」

合同結婚式で結ばれた両親を持つ、祝福二世の30代男性。自身は15歳で教団と決別しましたが、両親と兄弟は現在も信者です。

教会は自民党に投票することが神の国に近づく一歩という教えで、実際に両親も教会が言うとおりに自民党に投票をして、選挙のときは自民党の手伝いに駆り出されることもありました。

『自民党も旧統一教会の力を頼っている?』という質問に対して「教会員の投票が入り選挙を有利に進めていた印象がある」と答えた30代男性。

逆に共産党は教会からしたら悪魔の手先。絶対に入れたらあかん。入れたらこの世の終わりみたいなことを幼少期から叩き込まれていました。(30代男性)

30代男性は信者である両親への思いを語りました。

普段の日常会話はできるし、教会抜きの両親は嫌いではない。育ててもらった恩があるのでもちろん好きな方だが教会の話になると全く噛み合わない。その時になると教会に対し憎しみと言うか、理想は教会を抜けて一般に戻って欲しいと思うが、両親は人生の大半を教会に捧げてしまっているので、正直今、目が冷めたところで全部無駄になってしまったと気づいたら、それはそれで両親を傷つけると思うし、どちらにしても地獄、目覚めても地獄、このまま教会に居続けてもずっと献金し続ける。僕が生まれる前から信じていることをいまさら取り除くのもむずかしいし方法も思いつかない。取り除いてもすごく心にダメージを与えてしまうというのはつらいですね。

時々声をつまらせ、涙を落としながら語る元信者の30代男性、どちらにしても地獄という言葉が印象的でした。

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