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埼玉中3少女の犯行理由「幸せな親子が許せない」戸田市15歳の抱える闇

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2022年8月20日、東京都渋谷区円山町の路上で53歳の母と19歳の娘が刃物で刺される事件がありました。捕まった犯人は埼玉に住む中学3年生の少女でした。15歳という未成年の少女が刃物を使った通り魔的な犯行に世間に大きな衝撃を与えました。少女はなにを思って親子を刺したのでしょうか。本当に誰でもよかったのか、少女の犯行の動機に注目したいと思います。

埼玉中3少女「狙ったのは幸せそうな渋谷母娘」

少女が15歳ということで、名前や顔など詳細が報道されないため、たくさんの憶測も世間では飛び交っています。少女は相手は誰でも良かったような通り魔的犯行もほのめかしていますが、自分よりも弱者を狙った可能性は大いに考えられるところです。そして、親子を狙ったとことにも意味があるのかもしれません。

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犯行当時の現場の状況です。黄色は被害者の母親、オレンジが被害者の娘で紫が少女です。少女は渋谷母娘のあとをつけている映像です。この時、少女は何を思っていたのでしょうか。供述から母親を恨んでたフシが感じられます。なにがあったのかはわかりませんが母親とうまくいってないのは明らかです。

少女は徐々に被害者である母娘に近づいていきました。母と娘が並んでおしゃべりしながら歩いています。時刻は夜の7時20分頃、母と娘は食事にでかけていたかもしれません。この親子は少女にどう写っていたのでしょうか。久しく母と歩いていない、笑いながらおしゃべりしたのはいつだったかなどと自分と母親の関係に思いを巡らせていたかも知れません。

戸田市15歳少女「うっぷんがたまって爆発」

加害者少女の母親の事情徴収から少女の性格が見えてきます。

・大人しくて生真面目
・あまりしゃべるタイプではなく冷静にたんたんと物事をこなすタイプ
・感情的になることはほとんどない
あきらかに、優等生タイプに見られる性格です。感情を表に出すのが苦手なのでしょう。でも心のなかではしっかり自分の意見や意思を持ちあわせています。犯人の性格が報道されて「うちの子ももしかしたら」と思っている母親は少なからずいるのではないでしょうか。
母親は少女が中学3年生ということもあり、勉強をしっかりやるように問い詰めていたことも話しています。来年の高校受験に向けて最後の夏休みに追い込みをかけるのは、受験生の親としてはよくみられがちですが、少女にとっては絶えられない日常だったのかもしれません。
少女は中学に入ってから部活をやめたり、徐々に不登校になっていきます。中学2年生になって登校できるようになったものの、中学3年になってまた学校にいけなくなります。学校に行けなくなった少女にとって、母親に理由を責められるのは苦痛だったに違いありません。不登校の理由は少女にしかわかりません。少女すらハッキリとした理由はわからないかも知れないのです。
不登校になった子供を持つ親の話を聞いたことがあります。不登校当時はどうしても子供を責めてしまったといいます。母親は原因を追求したがり、学校で何かあったのか、家庭の中に問題があるのか、問題なく育ってきた我が子だからこそいったい何があったんだろうと母親は焦ります。
学校にいけない理由をはっきりさせたいと思うのが親のようです。しかしあるスクールカウンセラーの助言では、まず責めるのはよしましょうと諭されるということでした。子供をどうするかということよりも、まずお母さん自身が自分に向き合って、自分自身の生活を豊かにし、子供に干渉することから少し離れることを勧められたのが印象的だったと聞きました。

埼玉の中3少女は母親から厳しく言われても、言い返すことなく淡々と返事をしていたそうです。思春期で感情が高ぶる時期に言葉が発せないのはうっぷんがたまっても当たり前でしょう。感情をコントロールできずに犯行という形で爆発させてしまったのは容易に想像できます。

渋谷母娘通り魔事件についての女性の意見

渋谷で母娘が少女に刺される事件、ネットやテレビで注目される中、様々な意見が飛び交っています。その中である女性の意見がありました。

仲よさげな親子に嫉妬したのかな
この意見に対して、反響意見もたくさんありました。
予行練習って後付な感じがする。お母さんと歩いてる同世代の女の子が憎たらしかったんだよ。
仲良しそうで悔しかったんだろうな
刺された親子が実際に仲が良いかが報道されている内容にからうかがいしることができます。母親は刺された後、ナイフを持っている少女が自分の娘に近づかないようにカバンでたたいて応戦しています。
赤い丸が母親でその下に犯人の少女がいます。刺された母親が犯人である少女を自ら押さえ込んでいるのです。黄色い丸は被害者の娘です。横に倒れています。
そこに近くの店員の男の人がかけつけ、ナイフを取り上げています。母親は自分も刺されているのにもかかわらず娘をかばうように、ナイフを持った少女に向かっていったことを踏まえると、被害に合った母娘は親子として良好な関係にあると見えます。被害に合った母親は「暗い道をえらんでしまってごめんね」と呆然と暗い空を見つめている娘に話したそうです。
少女はしばらく二人のあとをついていったわけですから、二人の会話ややり取りを見ていて、仲のよさを感じとり、自分と自分の母親を比べていたのではないでしょうか。

中3通り魔少女にみる「母と娘のこじれた関係」

少女は報道されている通り、犯行動機についてつぎのように供述しています。

・死刑になりたいと思ったので、たまたま見つけた二人を刺して殺そうと思った
・母親と弟を殺すための予行練習だった機嫌が悪くなると、すぐ態度に出る母親の癖に自分が似てきたので殺そうと思った
・弟がそれを見たら可愛そうだから弟も殺そうと考えていた
・勇気がなかったので練習するために二人を殺そうと思った
・母親を殺そうと思ったのは最近

供述はこれからも二転三転しそうですが、とにかく少女の口からは「母親」ということばが出てきます。動機はひとつではないかもしれませんが、「母親」に固執しています。

供述の中に「弟がそれを見たら可愛そうだから弟も殺そうと考えていた」とあります。弟は母親が殺されたら悲しい、弟は母親に死んでほしくないと言う見方ができます。でも少女は母親を殺したいと言っている。本心かどうかはわかりません。弟がうらやましいと感じているのではないかと推察もできます。

昔から母と娘の確執についてはよく耳にしますが、母娘問題についての書籍もたくさん出版されています。多くの女性が母娘問題について悩んでいるからこそ、こういった本がよく読まれるのでしょう。その他にも母親専門のカウンセリングや雑誌の特集、芸能人のインタビューまで目にします。

・弟には甘く、私だけ厳しくされてきたことが本当にずっと嫌だった。
・幼い頃から兄弟たちは勉強や習い事で母親に褒められていたのに、私のことを一度も褒めてくれたことがなかった。
・幼少の頃、母親の返答が否定的な言葉が多くとてもいやだった。

世間の母娘問題のエピソードの一部を載せましたが、世の中の女性の4割が母娘問題に悩んでいるとの統計結果もあるそうです。

犯人である埼玉の中3少女も何らかの母娘問題を自身の中に抱えていたことは十分考えられます。

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