静岡県裾野市のさくら保育園で1歳児のクラス担任保育士3名がしつけと称し、虐待していた事件で、さくら保育園は保護者説明会を実施し謝罪と虐待の詳細について説明しました。隠蔽したとのうわさのある櫻井利彦園長について経歴などを調査しました。
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櫻井利彦経歴「さくら保育園の2代目園長」
沿革
昭和55年 法人認可
昭和56年 さくら保育園事業開始
定員 90名
初代施設長:櫻井 寛
延長保育事業開始
昭和57年 0歳児保育開始
昭和61年 1歳児室拡張工事
平成1年 産休明け保育開始
平成4年 園舎改修工事(外壁屋根塗装)
平成10年 地域子育て支援センター事業開始
(久根区公民館)
平成11年 地域子育て支援センター新設
(わんぱく広場)
一時保育事業開始
休日保育事業開始
平成15年 定員変更 120名
3歳児室拡張工事
平成18年 特定保育事業開始
平成20年 園舎耐震補強工事
平成21年 第二代施設長:櫻井 利彦
分園事業開始 分園定員 30名
(旧御宿台保育園跡地)
平成23年 分園移転(裾野市佐野)
分園定員数変更 29名
平成31年 さくら保育園建替え
分園定員数変更 33名
さくら保育園のホームページにのっていた沿革です。
さくら保育園は昭和56年に事業を開始しました。初代施設長は櫻井寛と書いてあります。現在の櫻井利彦園長と同じ苗字ですので、父親だと考えられます。
櫻井利彦園長は平成21年に第二代施設長として、父親からさくら保育園を引き継ぎました。平成21年は今から13年前です。
出典:ANNnews
櫻井利彦園長の年齢は公表されていませんが、テレビで保護者説明会の様子が放送されたのを見ると40代から50代に見えます。逆算すると30代でさくら保育園を引き継いだことになります。
園長になる前は、保育士として働いていたのでしょうか。別の仕事をしていたのかわかりませんが、私立の園長になるには、保育士の資格はなくてもいいことになっています。
出典:保育BOX
私立保育園は、独自の基準で園長を選定していますが、クラス担任、リーダー、主任保育士など保育士としての経験を積み、大体10年以上の経験年数を目安に園長になるケースが多いです。ただし私立の場合、家族経営の保育園では血縁者が後を継ぐなど、保育士資格がない人が園長(経営者)になるケースも見られます。私立の園長になるためには資格は必須でありませんが、最低限の保育の知識やスキルは必要なため、保育士である方が安心感は大きいでしょう。



運営主体(事業者の概要)
- 事業者の名称
- 社会福祉法人 桜愛会
- 事業者の所在地
- 〒410-1112
静岡県裾野市公文名1番地の1 - 事業者の連絡先
- 055-997-2748
- 代表者氏名
- 理事長 櫻井 利彦
さくら保育園の櫻井利彦園長は裾野市御宿にある御宿台こども園の理事長もされていました。おまけにこの御宿台こども園は昨年の2022年4月に小規模保育事業「こざくら保育園」を開設しています。さくらの小さいのだから「こざくら」でしょうか。
後述しますが、保育士による虐待の相談は8月だったにもかかわらず、保護者に伝わったのは11月でした。これだけ時間がかかったのは、櫻井園長の業務が忙しかったことも一因かもしれません。
【追記】櫻井利彦経歴「土下座で不祥事もみ消し」
裾野市さくら保育園保護者と名乗る方が投稿していました。虐待保育士のことを告発した先生が心配とのこと。その後静岡新聞の記事にはこうありました。
同僚の保育士は園長の頼みを断り、8月中旬に市に通報したと見られる。園は市の行政指導を受け、3人を1歳児の担当から外し、処分するなどの是正にようやく乗り出した。(静岡新聞より引用)

・虐待の内容が酷過ぎる
・発覚後、すぐに公表出来なかったのは、同じ時期にバス閉じ込めがあり、バッシングを恐れたから
・園長先生は父親である会長(今の園長は二代目)にこの件を報告しなかった
櫻井利彦園長がすぐ公表しなかったのは、8月に同じ静岡県で起きた牧之原幼稚園のバス置き去り事件があり、パッシングを恐れたからということです。
櫻井利彦父親「櫻井寛は初代園長で旭日双光章受賞者」
さくら保育園の沿革に出ていた初代施設長の櫻井寛氏について調べてみました。
写真は裾野市のFacebookで、2017年12月5日の投稿です。賞状の額を持った向かって左の方が櫻井寛氏、その横には奥様と思われる方がいらっしゃいます。
賞状の額の右側が当時の裾野市長と思われます。
=市長へ表敬訪問=昨日(4日)、平成29年秋の叙勲の地方自治功労で旭日双光章を受章した櫻井寛さんが市役所を訪れ、受章の報告を市長に行いました。櫻井さんは5期20年の長きにわたり市選挙管理委員会委員として活躍し、12年間委員長を務め、公明かつ適正な選挙運営に尽力しました。また、昭和56年から28年間社会福祉法人桜愛会さくら保育園園長を務め、現在はさくら保育園小柄沢分園園長を務めるなど児童福祉の向上にも尽力しています。これらのことが評価され、今回の受章となりました。市長は「市の公明・適正な選挙運営や子育て支援施策に大変ご尽力いただきありがとうございました。今後も市の発展のために尽力いただければ」と感謝を述べました。

櫻井利彦園長と裾野市とのやり取り経緯
- 8月17日さくら保育園が裾野市へ通報不適切な保育が行われている
- 8月22日さくら保育園が裾野市へ報告悪質な行為を行っていたことを保育士が認めた
- 8月22日裾野市がさくら保育園へ指示悪質な行為の詳細な内容、被害にあった園児の特定、保護者への説明を行うこと
- 8月25日さくら保育園が裾野市へ提出3人の保育士による15の悪質な行為が記載された調査報告書
- 9月9日裾野市が3人の保育士の処分を決定
- 9月21日裾野市とさくら保育園が協議処分について保育士1人が不服としている
- 約2ヶ月の間裾野市とさくら保育園のやりとりなし裾野市は被害にあった園児の特定と保護者への説明をいつ行うのか保育園から回答なく、時間がすぎていったとしている
- 11月16日裾野市がさくら保育園に通達県に報告する
- 11月17日さくら保育園が裾野市に連絡11月29日に保護者説明会を行う
- 11月28日市長へ報告
- 11月29日第1回保護者説明会
- 11月30日第2回保護者説明会
- 12月4日三浦沙知容疑者、小松香織容疑者、服部理江容疑者を逮捕
- 12月5日裾野市が櫻井利彦園長を「犯人隠避」の疑いで刑事告発
第1回保護者説明会は1歳時のクラスを対象に、第2回保護者説明会は3歳から5歳のクラスを対象に行われました。日テレニュースによると虐待があったのは1歳児のみとしていたが、保護者が次のように話しています。
「私が聞いた話では、3歳児以上の先生がわざわざ『たんぽぽ組(1歳児)』のクラスに連れて行って、(1歳児クラスの先生に)カッターナイフで脅されたと」
(保護者)
約2ヶ月の空白が気になります。この時期に保育士全員に誓約書にサインをさせたという隠蔽工作が行われていました。
さくら保育園の保護者が2回めの保護者会に参加した時の様子を投稿しています。
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