静岡県裾野市にあるさくら保育園で保育士3人が1歳の子どもに対して逆さ吊りやファイルでたたくなどの虐待を働いていたことが分かりました。さくら保育園のHPから園の様子を収めた写真がありました。その虐待を4ヶ月も公表しなかったことも問題となっています。
【追記】虐待保育士3名が逮捕されました。
青木島遊園地クレーマー特定「陳情を通り越したわがままな85歳」
【追記】三浦沙知(みうらさち)顔画像
住所:沼津市岡宮
容疑:女の子の園児の顔を押す暴行
【追記】小松香織(こまつかおり)顔画像
住所:裾野市平松
容疑:男の子の園児を宙吊りにする暴行
【追記】服部理江(はっとりりえ)顔画像
住所:長泉町上土狩
容疑:男の子の園児の頭を殴る暴行
裾野市の保育園で保育士が園児に対し虐待を繰り返していた問題で、県警はけさから暴行の疑いで園を家宅捜索している。また、県警は先ほど保育士の女3人を逮捕したと発表した。 暴行の疑いで逮捕されたのは、沼津市岡宮の無職三浦沙知容疑者(30)裾野市平松の無職小松香織容疑者(38)長泉町上土狩服部理江容疑者(39)の3人だ。 三浦容疑者園児の女の子の顔を押す暴行を加え、小松容疑者は園児の男の子を宙づりにする暴行を加え、服部容疑者は園児の男の子をの頭を殴る暴行を加えた疑いが持たれている。
(ANNニュース)
裾野市さくら保育園虐待保育士顔画像
遠足の写真でしょうか。中央に見える女性保育士は30代くらいに見えます。
2月の豆まきの行事でイベントがありました。後方に30代くらいの女性保育士が見えます。
たんぼであそんでいる園児たちの様子が収められている写真です。この中にも女性保育士はいるとかんがえられます。
さくら保育園のホームページには園のようすが写った写真がありました。この中に該当保育士がいるかもしれません。さくら保育園の園児は120人、保育士は50名弱だといわれています。
裾野市にあるさくら保育園で起きた虐待事件。1歳児が20名のクラス担任は6人いました。そのうち3人の保育士が虐待をおこなったとされています。
その3名についての実名は報道されていません。
・30代〜40代
・1人は退職済み、残り2人も退職予定(現在も保育士として働いている)
- 園児を空調のない倉庫に閉じ込めた
- 給食を食べない園児に対し足をつかみ宙吊りにした
- クリアファイルで叩た
- 「ブス」と言った
- 頭を叩いた
- 就寝中の園児に対し「ご臨終です」と言った
- 刃物を目の前にちらつかせて脅した
- ズボンを無理矢理脱がしたなど
30代から40代の3人の保育士は「しつけのつもりだった」と話し、虐待をおおむね認めています。
11月30日、静岡県裾野市の発表によると保育園の保護者から通報があり、保育士らへのヒヤリングや通報者、園長との面談等を経て会見しました。

1.ロッカーに入って泣いている園児の姿を個人所有の携帯電話で撮影
2.園児の頭をバインダーでたたき泣かせる
出典:FNNプライムオンライン
3.棚に入った園児の足をつかんで引っ張り出し、あしをつかみ宙吊りにする

出典:FNNプライムオンライン
4.あらかじめ遅刻する連絡のあった園児に対し、腕を引っ張り「遅いんだよ」と怒鳴る
5.寝かしつけた園児に対し「ご臨終です」と何度も発言
6.泣かない園児に対し、額をたたき無理やり泣かせようとする
7.昼食時に園児を怒鳴りつけ、ほほをつねる
8.日常的に特定の園児に対し、にらみつけ声を荒らげ、ズボンを無理やりおろす
9.園児を宙吊りにした後、真っ暗な排泄室に放置
10.園児の様子を馬鹿にした呼びかけ(ブス、デブ等)暴言を浴びせる
出典:FNNプライムオンライン
11.手足口病の症状のある園児の尻を、無理やり他の園児に触らせる
12.給食を食べない園児に対し、突然、後ろから頭をたたく
13.不適切な発言をして、玩具が入っている倉庫に閉じ込める
14.園児に対し、カッターナイフをみせ脅す

出典:FNNプライムオンライン
15.丸めたゴザで園児の頭をたたく
内容は目を覆いたくなるほどむごいものでした。1歳児が何をしたというのでしょうか。1歳の園児を人間として扱っていないように考えられます。
これらのしつけと称したひどい扱いを親に訴えることもできない弱い立場の子どもを使って、日頃のイライラをストレス解消していたかのようです。
さくら保育園保護者説明会「意味のない会」
11月29日に夜、裾野市民文化センターにてさくら保育園たんぽぽ組保護者説明会が行われました。
「大切なお子さんの尊厳を傷つけてしまったこと深くおわび申し上げます。たいへんすみませんでした。」
さくら保育園の櫻井利彦園長が冒頭に謝罪をしました。この会見では該当保育士の姿はなく、状況の説明などが園長から行われたのみで、保護者は意味のない保護者会だったと、怒りをあらわにしています。

保護者説明会に参加したさくら保育園保護者
11月29日夜に行われた裾野市さくら保育園の保護者説明会での保護者は強い憤りを覚えたと言います。「(保育士たちは)面白がっていた。(1歳の園児の)反応がおもしろいから」
こう話す保護者は「人間のすることじゃない」と話していました。
とにかく連れて来いよ!ここに(虐待した)3人
(さくら保育園園児の保護者)
1人は連絡も取れない(さくら保育園櫻井園長)
は?馬鹿にされてます?(さくら保育園園児の保護者)
虐待した保育士のひとりはすでに退職し、二人の保育士はそのまま保育に携わっていて、じきに退職する予定です。
保護者会で園長から謝罪があっても保護者は納得できません。該当する保育士がいない保護者会は何の意味も見いだせないと保護者達は憤慨し、会を終えました。
裾野市さくら保育園関係者が告発



裾野市さくら保育園1歳児虐待事件
さくら保育園は静岡県裾野市公文名1−1にある定員120名の保育園です。
事件の概要は以下のとおりです。
- 8月に別の保育士から園長が指摘を受けて虐待が発覚した。
- 3人の保育士は大筋で行為を認め、担任から外された。
- さくら保育園の櫻井利彦園長は発覚後もおよそ4ヶ月間公表しなかった。
- 園児を虐待した保育士一人はすでに退職し、のこりの保育士2人はまだ退職せずさくら保育園で保育士を続けている。(退職予定)
- 11月29日に保護者説明会が行われた。
保育園虐待は日常茶飯事
2018年11月16日の東京新聞に保育園の実態の記事が載っていました。
保育士などの関係者25人中20人が「保育士の虐待」を見たことがあるという、ショッキングな内容です。
保育士らの労働組合「介護・保育ユニオン」(本部・東京都世田谷区)が初めて実施したアンケートで浮かび上がりました。
(出典:東京新聞)
アンケートは今年6~8月、組合員の保育士らにインターネットで実施し、関東や東北地方で働く25人から回答がありました。子どもをたたくなど身体的な虐待のほか、怒鳴る、放置するなど心理的に追い詰めるような対応を、ほかの保育士や職員が行うのを見たことがあるか尋ねたところ、20人が「ある」と答えました。
具体的には以下のような回答がありました。
・3歳児が言うことを聞かないからといっていすを投げ、大きい音を立てていた。(株式会社が運営する自治体独自基準の保育施設)
・1歳児が言うことを聞かず、担任保育士が突き飛ばす。隙間に閉じ込める。無理やり牛乳を飲ませる。(株式会社が運営する認可保育所)
・主任保育士が気に入っている子のみおかわりをあげる。(社会福祉法人が運営する認可保育所)
・「しつけのため」という理由で(子どもを)暗い部屋に閉じ込める保育をしていた。そして、忘れて放置してしまうことがたびたびあった。(小規模保育施設)
・保育園の業務用のiPadで暇さえあればYouTubeを見せて放置している。園長と主任は見て見ぬ振り。(株式会社が運営する認可保育所)
・園長先生が職員に対して子どもたちの前でも罵声を浴びせた。(株式会社が運営する小規模保育施設)

背景に「1人で多くの園児をみる」「休憩が取れない」労働環境
自分自身が感情的に対応してしまった経験も、10人が認めました。その時の状況について、「1人で20人以上の子どもを見ていた」「休憩が取れず、サービス残業が多い」「先輩のパワハラがあった」などストレスを抱えていたことを挙げる人が多くいました。「子どもがかわいいと思えない時がある」と打ち明けた人もいました。
アンケートをまとめたユニオンの担当者、池田一慶(いっけい)さん(39)は「保育士が厳しい労働環境で追い詰められている表れだと思う。行政の定める基準では保育士の配置人数が少なすぎ、一人一人の過重労働で現場が成り立っているのが現状」と話します。
ふだんから寄せられる相談の約8割は、残業代が出ない、休憩時間がないなどの労働基準法違反にあたる内容といいます。池田さんは「このままでは子どもの安全を守るという最低限の保育も保障されない。改善が必要」と訴えています。
4年前の新聞記事ですが、保育園、幼稚園が増えている中、労働環境の対策が進んでいないとなると、実態は変わっていないものと考えられます。
裾野市さくら保育園で起きた園児に対する虐待は氷山の一角かもしれません。
コメント
私は保育経験者ですが、このような保育体質については、まず、園長の責任内容の確認と解雇、乳幼児に対しての虐待行為をした保育者のこれかたの生涯、保育に関ることを禁止すること。
本来は、この保育園の閉鎖(廃園)ですが、それでは保護者や現在通園している子ども達が困りますので、法人組織の全面的な改革(法人役員の入れ替え、現園長の解雇と問題のある(多少でも)保育士の解雇)を早急に進めることだと思います。保育者の人権を考える前に、子どもたちの将来へ向けての育ちの権利の確保を考えるべきです。保育、教育に関る者の犯罪は、例え1回であっても、赦してはなりません。日本の将来を託す子どもたちへの虐待は、どんなに小さな事であっても、許されるものではありません。しっかりとした対応と子どもたちを守る姿勢を誰がみても分るよう、明確に示し、子どもたちの将来を守って貰いたいと思います。