ドラえもんのひみつ道具「つめあわせオバケ」は困った時に助けてくれるオバケです。
昔から言い伝えられるオバケたちの登場です。
ドラえもん「つめあわせオバケ」(コミックス第31巻)のあらすじを元にお伝えします。
この記事でわかること
- ドラえもんのひみつ道具「つめあわせオバケ」概要
- ドラえもん「つめあわせオバケ」(コミックス第31巻)あらすじ
- ドラえもん「つめあわせオバケ」に見る日本のオバケたちの詳細
Contents
ドラえもんのひみつ道具「つめあわせオバケ」概要
つめあわせオバケの中身
- からかさ小僧
- 海坊主
- 雪女
- 鬼火(ひとだま)
- ろくろっ首
- のっぺらぼう
- かっぱ
- ほか多数
※ お墓の形をしたペンダント型つめあわせ
※ 首からかけられアクセサリーとしても使用できる
※ 持ち主の味方でいろいろな用事をしてくれる
テレビ朝日HPより引用
ドラえもん「つめあわせオバケ」(コミックス第31巻)あらすじ
スネ夫が自分の別荘に遊びに行こうとみんなを誘いました。
いつも仲間はずれにされるのび太も誘われました。
ジャイアンとスネ夫がまた何かをたくらんでいます。
ジャイアンとスネ夫の魂胆
のび太はドラえもんに訴えます。
ジャイアンとスネ夫が自分を笑いものにしようとたくらんでいると。
ドラえもんが「タイムテレビ」で見たところ、どうやら別荘先のきもだめしで、のび太を怖がらせようと計画していることがわかりました。
「からかさ小僧」はママの傘
ドラえもんは、ひみつ道具「つめあわせオバケ」を出しました。
これはのび太の味方で用事をこなしてくれると言うのです。
ちょうどその時、のび太のママが傘がないと困っていました。
そこで出したオバケが「からかさ小僧」
のび太のママはそれを傘として使いました。
「海坊主」がうきわ代わり
みんなで訪れたスネ夫の別荘。
さっそく海水浴に出かけました。
うきわをわすれたのび太が出したのは「海坊主」
水の中にかくれながら、のび太をのせて泳いでくれました。
「雪女」を使った暑さのしのぎ方
クーラーも、扇風機もない暑い室内。
スネ夫がみんなにうちわを配りました。
案の定、のび太はもらえません。
そこで取り出したのが「雪女」
ポケットに入れ、暑さをしのぎます。
懐中電灯のかわりは「ひとだま」
夜になって、きもだめしをすることになりました。
スネ夫、ジャイアン、しずかちゃんが終わり、次はのび太の番です。
いじわるなスネ夫は、懐中電灯の電池がなくなったと言うので、のび太は真っ暗な墓場を進みます。
途中で「ひとだま」を出して灯りにしました。
身から出たさび(ここがオチ)
スネ夫とジャイアンは先回りをして、のび太を驚かす準備をしていました。
そこに青白い光が見えてものだから大騒ぎ。
「オ、オ、オニ、オニ、鬼火だァ!!」
そして、のび太はろくろっ首に様子を見に行かせると、そこでも大騒ぎ。
スネ夫とジャイアンはろくろっ首に大あわて。
ココがオチ
スネ夫とジャイアンが帰らないことを心配したドラえもんがおばけたちに探しに行かせました。「別荘はおばけやしきだったのだとか?!」と2人はタジタジです。

ドラえもん「つめあわせオバケ」に見る日本のオバケたちの詳細

オバケとは「お化け」。本来のあるべき姿から大きく違って変化したもの、その姿を言います。
オバケと一口に言っても、幽霊(ゆうれい)、妖怪(ようかい)、怪物とさまざまな呼び方があります。
この章では「つめあわせオバケ」に出てきた日本に伝わる有名なオバケをご紹介します。
からかさ小僧
一つ目で一本足で飛び跳ねる、かさのオバケ。
新潟県では三十刈という場所に「カラカサバケモン」という妖怪が出たという伝わっています。
室町時代の絵巻物に見られ、伝承を伴わない創作話のみに登場する妖怪という説もあります。
海坊主
海に出没し、かなり巨大なものから比較的小さいものもいるという言われています。
穏やかな海面が突然もりあがり、黒い坊主頭の巨人があらわれて船を壊し、船主をさらっていくとも伝えられています。
雪女
雪の夜に現れ、白装束を身にまとい、冷たい息を吹きかけて凍死させる雪の妖怪。
鬼火(ひとだま)
夜間に空中をさまよう火の玉。
実は物理的な理由があります。
昔は火葬でなく土葬でした。
土葬のあとに雨が降ると、人体から出たリンと化学反応を起こして自然と発火したり、青白く光ることがあるようです。
ろくろっ首
夜間に人をおそい、悪さをすると言われ、首が抜けるものと、首が伸びるものと2種類あります。
首が抜ける方がろくろっ首の原型とされています。
のっぺらぼう
目・鼻・口がない人に近い日本の妖怪。
振り向いた時にびっくりします。
かっぱ
日本の伝説上の動物、未確認動物。
頭部の皿はいつも濡れており、乾くと力を失うとされます。