消費者金融に借金をさせてまで勧誘していたFRichQestの社長、森野広太容疑者ら8人が逮捕されました。3300人もの人を騙した詐欺事件。いったいどんな人物なのでしょうか。学歴から経歴、メディアもだます正体、関連会社、詐欺の実態を調査しました。
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【追記】森野広太経歴「れいわ新選組に寄付」
森野広太容疑者について調べていた所、ある政党に寄付していた証拠が出てきました。
れいわ新選組衆議院京都府第2区総支部あてに森野容疑者は50万円の寄付をしていました。代表者の名前は中辰哉氏。
中辰哉氏は駒澤大学法学部政治学科を卒業後、プロボクサーをめざしていましたが交通事故にあい、マジシャンとして再起。現在はれいわ新選組京都市左京区政策委員として活躍中です。
おもてなし会でもマジックを披露していたかもしれません。
森野広太経歴「会社家訓がおもしろい」
森田広太の経営するフリッチクエストのオフィスに飾ってある会社家訓がこちらです。
会社家訓〜Door to Frich
一、十徳を重んじ敵を作らない
二、根幹、長期、多角的の視座
三、Canは二涜、一涜は常にShould
四、仕事はbetterとhappiness
五、内容の良さは基準の高さ、しかるにスピードが大きく評価される
六、Input Output
七、社員は家族、顧客は親せき
八、期待は超えるから面白い
九、Noblosse Oblige
会社家訓とやらは9個ありますが、何を言ってるんだかさっぱり意味がわかりません。十徳が出てきたと思えば英語がまざり九個目の「Noblosse Oblige」とはなんでしょうか。直訳すると「貴族の義務」です。わけがわかりません。
これで社員を統一していたのでしょうか。ちなみに「Noblosse Oblige」はフランス語で「身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務がある」という欧米社会における基本的な道徳感ということです。
そんな立派にも見える家訓を掲げていた森野広太の投資詐欺の手口を見てみましょう。
森野広太容疑者らがやっていた投資詐欺の実態は出資金を用意できない若者を中心に消費者金融や銀行から借金をさせ、月利4%の配当で返済させるというものでした。月利4%とは100万円預けると毎月4万円が配当されるということです。
例えば年利15%の消費者金融で200万円を借りて、FRichQest社にあずけるとします。
年利15%で1年借りた場合は1年で30万円が利息となります。200万円借りると1年で230万円を返さなければいけないということです。月利4%なら、200万円で月8万の配当ですから12ヶ月✕8万=96万円の配当となり、66万円が手元に残ることになります。こんなおいしい話があるでしょうか。
投資資金のない若者がこのロジックにはまり、出資者の多くは借金だけが残るという窮地にたたされています。
ひと時代昔の昭和であれば、こういった投資詐欺は高齢者や会社の社長などがターゲットでした。潤沢な資金を持っていそうな人に、話を持ちかけるのはよく聞きましたが、最近では若者を狙い、将来に夢を抱かせる方法で勧誘、出資者の若者はさらに紹介料を目的に知人を勧誘する手口です。
森野広太経歴「慶應大卒5会社経営か」
匿名掲示板の情報などを元に森野広太容疑者の経歴をまとめます。
生年月日:1984年生まれ
出身:神奈川県
2002年3月 神奈川県立大和高等学校卒業
2008年3月 慶應大学SFC総合政策学部卒業
2008年4月 株式会社ドン・キホーテ入社
2011年 同社を退社、個人事業主になる(不動産コンサル)
2016年 FRichQest株式会社設立、代表取締役に就任
2020年 不動産会社1社買収、1社設立両社とも代表取締役に就任
森野広太容疑者はFRichQest株式会社の他にも代表取締役として数社経営していました。
・レイホールディングス株式会社
・The Sun International
・合同会社 MyQuest株式会社
EARTH HEAL株式会社
レイホールディングス株式会社
The Sun International
合同会社 MyQuest株式会社
森野広太経歴「メディアに多数出演・掲載」
森野広太はかなり有名だったのですね。ビジネス雑誌掲載からラジオ出演、特集記事と時代の寵児ともてはやされました。
- ビジネス雑誌「Qualitas」森野広太容疑者のオンラインのインタビュー記事とオフィス紹介記事
- NEXT ELA LEADER’S 森野広太容疑者の紹介ページ
- 藤井サチ司会のTOKYO MX 「HISTORY」 森野広太容疑者の特集記事
- 次世代のかっこいい大人たちを紹介するLeaders Style 森野広太容疑者の特集記事
- KENJA GLOBAL 森野広太容疑者の記事と動画
- シゴト手帖(TOKYO MX & NIKKEI CNBC)森野広太容疑者の動画と記事
- 未来企業(TOKYO MX)動画と記事
- TBSラジオ「テンカイズα」森野広太容疑者の出演動画
- TBSラジオ「INNOVATIVE LOUNGE」記事
- 週刊誌「Newsweek」記事
ほとんどが削除され、動画もみれなくなっていますが、いくつかわかったものについてご紹介します。
森野広太経歴「Newsweek掲載」

森野広太容疑者の記事ページのとなりに表紙がみえますが、櫻井翔さんが映っています。Newsweekに記事が載った人が実は詐欺師だったとは。なぜ多くのメディアが森野広太容疑者をとりあげたのでしょうか。
掲載するにあたり、金融商品を無登録で販売していたという事実は確認しなかったのでしょうか。
森野広太経歴「ビジネス雑誌QualitasPlus掲載」
2016年の設立以来、資産運用のコンサルティングを通して、“自由”と“豊かさ”を手に入れたい多くの人々のサポートをしてきたFrichQuest株式会社。資産形成への関心が高まる中、このコロナ禍においても快進撃を続け、今や世界を視野に入れる。少数精鋭で人々の理想の人生を叶え続ける同社は、社員教育に非常に力を注いでいることでも知られる。その熱い信念に支えられた「人づくり」とは。
・1984年生まれ
・神奈川県出身
・大学に通いながら運送会社の社員として勤務し、早くから頭角を現す
・大学卒業後、小売業に転職した後、東日本大震災を機に独立を決意
・2011年9月に起業
・2016年に法人化「Freee(自由)とRich(豊かさ)をQuest(探求)する」というコンセプトの下、事業を拡大し続けている。
森野広太経歴「B.S.TIMES掲載」
日本の文化を世界に小橋 エントランスに滝が流れていて、オフィスに酸素カプセルがあったり、ビックリしました!ここはどのような事業を展開されているのですか。
森野 当社は〝自由〟と〝豊かさ〟を手に入れるためのサポートをさせていただく会社です。
小橋 自由と豊かさ…。
森野 もともと私は個人事業主として、企業コンサルティングや独立のサポートを行っていました。皆さんがそれぞれの個性を生かして、自由と豊かさを手に入れることを目的としたアドバイスです。
小橋 現在は、コンサルにとどまらず幅広い事業を手掛けていますよね。
森野 パーソナルシード診断や、企業アドバイザー、不動産仲介や各種セミナー・イベント運営など幅広いです。独立したメンバーが新規事業を立ち上げる中で、グループ企業のような形態になり、仲間が増えたので彼らの要望もあって、皆のやりたいことを実現させていこうと法人化しました。
小橋 非常に柔軟で新しいビジネスのカタチですね。何のために働くか
生き方から起業する小橋 企業名『FRich』はどういう意味ですか。
森野 Free(自由)とRich(豊かさ)を掛け合わせた造語です。誰かの人生を豊かに変える出会いをもたらす企業として、存在したいと名付けました。
小橋 働き方が見直される時代ですが、その先端を走っていますね。
森野 そうですね。例えば当社の社員は、数カ月前にネットの占い事業を始めました。今の時代は〝目に見えないものが大切〟ですから、ネットのコンテンツを意識して起業のアドバイスしました。
小橋 社員が起業をしていくのですね。社長が率先してやるのではないのですか。
森野 強制するのではなく、本人の自主性を高めて、成功する事例をたくさん出していきたいと考えています。成功すれば独立してもらい、その後もビジネスパートナーとして、継続して付き合うことが多いです。
小橋 社員教育などもなさっているのですか。
森野 毎月27日に研修を行っています。テーマは『富や資産』『強みの生かし方』などです。もともと、私は塾の講師をしていた経験があり、ひとり一人に豊かな人生を歩んでほしいという思いが強くありました。また、世界で展開したいので、日本人として恥ずかしくない教養を共に身に付けていきたいですね。当社は社員を育てる教育の会社という位置づけでもあります。
小橋 森野社長のビジョンはハッキリしていますね!稼げる人を増やし
日本を豊かにしたい小橋 森野社長のまなざしに大きなエネルギーを感じるんですよ。
森野 私はもともと不器用なタイプなんです。だからこそ食事や健康に気を付けて、脳を良い状態するように心がけています。ハイパフォーマンスをキープして、人の倍はやらないと、イッパシにはなれないと(笑)。でも、不器用なところがあるからこそ、分かることもあります。
小橋 日本人の働き方として、もっと起業や独立すべきだとお考えですか。
森野 独立するかどうかは、〝社会貢献できるか〟という視点で考えるといいですね。独立した方が貢献できるならその方がいい。でも、今は副業をする方も多い。安定してサラリーマンをする時代でもなくなりました。生き方をしっかり考えていく時代だと思います。
小橋 将来の目標は。
森野 夢は社員の年収をあげて、日本一稼ぐ会社にすることです。もちろん、自由と豊かさのために。できれば累積した日本の国債を返せるぐらい、豊かな会社にしていきたいです。
小橋 公益を考えていますよね。次世代の企業家としてあるべき姿を教えてもらったように思います。[ Tetsujin Point ]
森野さんはやり手の社長なのだが、感じるのはやわらかな〝しあわせオーラ〟。働き方改革が進む中、まったく今までいなかったタイプの企業家が社会を改革していくのだと痛感した。[ Column ]
もし、あなたが今の働き方に疑問を持ったなら、生きたい人生のために独立を考えるなら、フリッチクエストに相談してみてはどうだろう。ただ、お金のためだけでなく、何をして、どう生きたいかという思いから仕事を設計する。自分自身を育てるという目的で相談してみてもいいかもしれない。フリッチクエストは教育の会社でもあるのだから。
インタビュアーも、森野広太容疑者に対し、やわらかなしあわせオーラを感じると話しています。「今の働き方に疑問を持ったら、森野に相談してみてはどうか」なんて、今にしてみるとだまされてしまうくらい第一印象が良いのでしょう。
森野広太経歴「TBSラジオテンカイズ出演」
は、2021年に、フリッチクエスト社長の森野広太容疑者を出演させて、フリッチクエストの太鼓持ち記事を配信した。これが結果として、TBSがフリッチクエストにお墨付きを与えた格好となり、投資勧誘に利用されて、詐欺被害拡大につながった。
この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれない、アツイ方々をYouTube限定で紹介していく番組です。
様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストはプロモーションカンパニーとして1500名ものクライアントを抱えるFRich Quest株式会社の社長、森野広太さん。
展開当初はひとりひとりと10時間以上にも及ぶ話し合いをして親密な関係で仕事を進めていくというスタイルをとっていたFRich Questの、今後のテンカイとは?
以下、FRich Quest株式会社 森野社長 敬称略
森野:カスタマーサクセス部という部署があるんですが、その部署では担当者がクライアントさんと深く話をしていきながらコンサルをさせていただいております。現在クライアント数が多くなっているとは言え、一人一人のクライアントさんと僕らの担当は強い絆を持ってやっていけているのではないかと思います。
宇賀:では、お付き合いは長くなるんですか?
森野:はい。僕らは「一生コンサル」と呼んでいて、一生関わっていくつもりでお付き合いさせていただいてます。
【会社成長への社内教育】
宇賀:途中でやめます、というような離れていくお客さんもいるんですか?
森野:はい、いらっしゃいますね。会社が小さかった時の感覚と、大きくなってからの感覚がクライアントさんにとっては感覚が違ってくるので、昔のクライアントさんとは解約ということもあったりしました。
宇賀:でも、少ないんですよね?
森野:そうですね。100人に1人、2人くらいで。あまりいらっしゃらないです。
宇賀:やはり会社の中に優秀な方がたくさんいらっしゃるんですか?
森野:既存のメンバーはとても優秀だな、と思いながらも、新しい才能を持つメンバーも増えて来ていますので、優秀に育てていく為の教育を急いで行っております。
基本的にはお客様に対して会社の成約がある、ないに関わらず、嫌な気分で帰さない、来て良かったなと思って帰っていただくということを大事にしています。
【社員の仕事に対する意識変化】
宇賀:若い方を育成していくと具体的にどう言った変化が見られますか?
森野:今の若い方はどちらかと言うとワークライフバランスというか、大事なのはお金よりも自由な時間だったり、プライベートだったりとかって言われていますよね。大体はそうなんですが、FRich Questに入ってみんながどう変化するかと言うと、みんな仕事を好きになってくれるんですよね。特にFRich Questは男性社員が多くて仕事好きが集まるような会社になっていますので、そういった熱に女性社員もあたためられて、そのようなマインドに変わって来たりするのを見るとすごく嬉しく思います。
宇賀:強制的にという訳でなく、本人が自発的に仕事のことを考えてくれるなんて最高なパターンですよね。
森野:そうですね。みんな入社してから仕事好きに変わって行ったりとか、自分の可能性を見出していきたいと考えていったりとか成長してくれていますね。あとは弊社のカラーが元々好きだったというような方はその色がもっと濃くなったりなどの変化はあります。
宇賀:会社が成長して来てるというのを実感されているんですね。
森野:会社は本当に成長してきていると思いますね。
宇賀:では最後に、森野さんの今後のテンカイを教えてください。
森野:グループ会社というか、ホールディングス化を今進めています。FRich Questが一会社として、違う色んな事業の会社をどんどんグループ企業として広げていくというテンカイが僕の中でイメージとしてあります。
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