美人ピアニスト松田華音さんが羽生結弦さんの結婚相手として噂されています。
松田華音さんは子供の頃から注目を浴びる有名なピアニストです。
今回は松田華音と羽生結弦さんの対談を文字起こしし、二人の共通点やお互いにどんな印象をうけたのかまとめたいと思います。
松田華音は羽生結弦と対談がきっかけで結婚か?

2017年フィギュアスケートの羽生結弦さんとピアニスト松田華音さんの特別対談が行われました。
羽生結弦さんの結婚相手として噂される松田華音さんは世界で活躍する有名な美人ピアニストです。
この対談がきっかけとなったのでしょうか。
お二人の対談の詳細をまとめました。

ショパン作曲の「バラード第1番」を弾く松田華音さん。
羽生結弦さんが真剣な眼差しで聴いています。

演奏終了後、羽生結弦さんが汗だくで拍手をしていました。
羽生「汗かいちゃいました。素晴らしすぎて・・・」
羽生「一つ一つの音の丁寧さというか、この曲の何が表現したいのかとか、そういうのがひしひしと伝わってくる演奏で本当に素晴らしかったです。
ありがとうございます。」

汗が止まらない羽生結弦さん。
手をうちわにしてあおいでいます。
羽生「たぶん条件反射なんですよね。
この曲ショートでやってるんで寒いところにいないと、汗かいちゃうという・・」
松田華音と羽生結弦の対談「バラード第1番の演奏を聴いて」

ショパンバラード第1番の演奏を聴いて
羽生「自分自身聴いててこういうピアノで滑ってみたいなって思えるような大変素晴らしいピアノでした。
このショパンのバラード第1番についてはどんな思い入れがありますか?」
松田「私、出身が香川県なんですけど、香川県でのリサイタルで演奏した後にデビューCDを録音することが決まったのでほんとに思い出の曲ですね。」
羽生「実際にそのCDを聴かせていただいてたんですけど。
自分の中ではどういう物語ですか?
このバラード自体に物語とかありますか?」
松田「毎回色々違った物語を考えるようにしているんですけど。
今回はゴールズワージーの『フォーサイト家物語』に出てくるソームスがイレンを想う気持ちを音楽にしてみようかなと考えてみたんですけど。」
羽生「すごいんだな。本当に色んな本を読まれているんですね。」
松田「はい、好きなんです。」
羽生「僕なんか全然本なんて読まないんで」
松田「もうお忙しいんで・・・」

羽生「僕にとってこのショパンのバラード第1番は特に何か物語があって
自分の中でこれを伝えたいとかあれを伝えたいとか
最初に弾く前とかやる前に思っているわけじゃなくて。
やってる最中に伝わってる、自分でいられる、自分自身が曲と同化できるような曲だなって僕は思っています。
演奏している姿を見て思ったのは力の入れ方とか息の抜き方とか、すごく呼吸を大事にしているなとか、間の取り方とかもそうですけど、スケートをやっている人間としてはプログラムを滑っている感覚と似ているかなと思いました。
もちろん、僕たちは音を出しているわけじゃないんだけど、テーマに沿って滑るので、そういう点では似ているなってすごく思いました。」
松田「うれしいです。ありがとうございます。」
羽生「こういうものを作らなくてはいけないんだなと学ばせていただきました。」

松田「テレビでもソチオリンピックをずっと観ていて、情熱というかエネルギーがすごいです。
すみません、単純な言葉ばかりで」

羽生「曲のテーマとか思い入れというものに関して、もっともっと作り出したいなという気持ちが芽生えてて、僕の中では自然の中にいるときとか、あこれスケートに使えるなというものがあって。
色んなものって例えば命もそうだけど、全部回ってるじゃない、自分たちもまわってるしすべってるし、そのとめどない感じとか色々考えたりする・・と思いますね。」
松田華音と羽生結弦の対談「演奏や演技を通して伝えたいこと」

演奏や演技を通して伝えたいこと
羽生「この曲に限らずピアノを弾くときってだいだい同じことを考えているんですか?それとも毎回違うのかな。」
松田「毎回できるだけ違うことを考えて・・そのときの気持ちとか、その日は雨が降っていたらちょっと雨がいいなとか、ちょっと悲しい気持ちで弾いてみたり、出来るだけ色々なストーリーを考えるようにしています。」
羽生「弾く前からテーマが決まっているのかな?」
松田「はい」
羽生「ステージに入る前からこういう風にしようというのがあるんだ。」

松田「全体的なテーマが決まっていてキャラクターをはっきり出したい場所とかはそこだけ頭でグルグルと。
弾く前はずっと集中していないといけないのでけっこう疲れます。」
羽生「さっきはちょっとやりにくかったでしょう。」

羽生「そうだよね。僕も滑る時何を表現しようというのはそのときの天気とか会場の雰囲気とかすごくありますよね。」
松田「はい」
羽生「人間性みたいなもの、今まで経験してきたものとか、今思っていることについての背景とか過去とか。そういうものがすごく表現されるものだなと思いました。」
松田「スケートはどうなんですか?」
羽生「スケートはね、音を出している感覚に近いのかなと思いました。
曲がもうできているから、無から始まるわけではないんですけど、自分たちで作り出すわけではないんですけど、でも滑っているときに、この人曲に合わせて滑っているんじゃないなっていうのを感じてもらいたいなとは思っています。伝えようと思っていることとか、キャラクターとか色々あるんですけど、やっぱりその時々によって違うのかなと思います。」
松田「自分自身、一歩一歩に意味を入れる感じですか?」
羽生「なんか、入ってるって感じ。」
松田「すばらしい・・」
羽生「なんだろう、聴いている人も観ている人も、みんな違う過去があってみんな違う経験があって、例えば悲しい曲を聴いたときに、すごく悲しいことが近くにあったらすごく悲しくなるじゃないですか。」
松田「そうですね。」
羽生「でもその前に楽しいことがあってウキウキした状態で悲しい曲を聴いてもそれってちょっと半減しちゃうでしょ。別に悲しいことにならなかったりもするし、違う捉え方があったり。その悲しいものの後に見える希望というか、そういうものが見えたりとか。そういうのってすごく大事にしたいなと思ってるので。だからほんとにもう自分が伝えたいことはたくさんあるんだけれども、見てる方々がなにか伝わっていればいいなってちょっと思ってます。」
松田「すばらしいです。」
松田華音と羽生結弦の対談「美しさ、表現力、曲選びについて」

美しさ、表現力、曲選びについて
松田「羽生選手は美しさや表現力についてはどうお考えでしょうか。」
羽生「はい、僕たちは技術的なことがすごく目立つ競技で、やっぱりジャンプってすごく華やかだし見ていて成功したか成功していないかがわかりやすいじゃないですか。
でも、ジャンプが全てきれいに決まったときって、それが表現の一部になっているんですよね。
レベルが高いものをやった上できれいにできれば、1番究極の形だなと思います、表現として。
これを伝えようあれを伝えようとやり過ぎて、グチャグチャになっちゃうこと、むしろミスが増えて最終的に伝わらないこと、自分の気持ちだってグチャグチャになっちゃうので。
思い通りにいかないときってどうしますか?」
松田「演奏会で弾いてて、ここ思い通りにいかなかったなってことは必ずあるんですけど、私は出す音のことをまず考えないといけないので、技術よりも曲のイメージとか伝えたいメッセージのことをまず考えています。」

羽生「楽譜があって一個飛んだりするとそこに引きずられるわけじゃないですか。
それって完全に忘れ去っているようなものなんですか?
それとも途中からここミスったなって思いながら弾いちゃう?」
松田「もう忘れちゃう。シャットアウトしないとその後にまた同じことが繰り返される可能性があったりまたストップしちゃうこととか、ずっとストーリーを続けていかないと曲が続いていかないので。そういうときはもう忘れています。なかったことにしています。」
羽生「そうだよね。」
松田「演奏した後にけっこう憶えてなかったりします。」
羽生「わからなくなないです。
僕もジャンプとかでミスったことを忘れているときがあります。」

松田「羽生さんは曲選びはどうなさっているんですか?」
羽生「フリーに関しては5,6年は自分で選曲していて、その時の選び方の基準はどれだけ自分がそのプログラムに対して興味を持っているか持っていないかが1番ですね。
情熱を注げるか注げないかって大きいし、僕たちはその曲だけで1年、2年ぐらい滑らなきゃいけないので、毎日それで滑っているからやっぱり聴き飽きてきちゃうし」
松田「そうですね・・」
羽生「やっぱり曲に深みがないと追求しきれないので極めたいなと思えるようなものがあればそれを選ぶかな。
でもフィギュアの曲ってすごく難しくて、ジャンプとかスピンとかステップとか色々あるし、難しい曲すぎると観ている方々が『あ難しいな』で終わっちゃう・・
だからそれはすごく注意します。」
松田「すごいです。」
松田華音と羽生結弦の対談「ロシアの師から学んだこと、そして今後」

ロシアの師から学んだこと、そして今後
羽生「ロシアの振付師の方に教わったことがあるんですね。
そのときに教わった表現の仕方、メリハリだったり力強さだったり、呼吸の使い方体の動かし方が、すごく松田さんの演奏にも出ていて、共感することがあったんですけど、1番気をつけていることとかロシアで培ってきて一番これがためになったなっていうことはなんですか?」
松田「私が12年間学んでいたクネーシン音楽学校の先生、エレーナ・イワノーワ先生が私にずっと言ってくださっていたんですけど『絶対に意味のない音を弾くんじゃない』って『必ず一音一音に意味を作りなさい』と例えば言葉をフレーズにつけたり、ストーリーを考えたり。
そのために先生が『この本を読みなさい』とか『この映画を』とか『この絵を見なさい』とかアドバイスをくださったので。」
羽生「なるほど。普通に勉強した今。」
松田「体の使い方も先生が気をつけてくださっていて。私は普通のピアニストの方と比べて手が小さくて腕も細めなので、どうやって力を入れたらどんな音が出るかとか、どこで力を抜くとか先生が色々と教えてくれました。」
羽生「僕らの競技も体の特徴とかスタイルだったり身長だったり手足の長さだったり、それをロシアの先生に教わったときに『あなたはせっかく手が長いんだからあなたはせっかく足が長いんだからもっとここを使いなさい』とか
具体的なことを教えてもらえたと思いますし。
今シーズン使うプログラムでSEIMEIっていう陰陽師の映画のサウンドトラックから作らせていただいたフリープログラムがあるんですけど、そのときに教えてもらったことで、ひとつひとつの振り、『単純な基本動作であっても意味を持たせて』と言われてすごく共通する部分があると思いました。
松田さんの今後の活動目標とか予定を教えてください。」
松田「私は6月に2枚目のアルバムが出まして、秋にアルバム発表のリサイタルがたくさんあるので、そのリサイタルで皆様に喜んでいただける演奏ができるよう頑張りたいと思います。
羽生「聴きに行きたいですね〜。行きたいなぁ〜!シーズン中かな〜」
松田「平昌オリンピックが控えていますが意気込みを聞かせてください。」
羽生「今シーズンはオリンピックがあるので、そこに向けて自分の体調管理とかけががつきもののスポーツなので。
とにかくけがに気をつけて毎日練習を頑張っていけたら良いなという気持ちです。
どうしてもけがしちゃったり病気になったりするとその競技から離れてしまうことがあるので。
そうなると練習してきたものってなくなっちゃうし、それは気をつけて今シーズンやっていきたいと思います。」

羽生「今日はありがとうございました。」
松田「ありがとうございました。」
羽生「これからもがんばってください。」
松田「がんばってください。応援してます。」
まとめ
ピアニストとして世界で活躍する松田華音さん。
フィギュアスケート金メダリスト二連覇を達成した羽生結弦さん。
お互いに世界で活躍するお二人の対談をまとめました。
それぞれ活躍する場は違いますが、ピアノとスケートの共通点は表現すること。
そして見に、聴きにきてくださった皆さんに感動してもらうこと。
お互いに表現者としてリスペクトしあっている感じを受けました。
最後に「リサイタル聴きに行きたいな〜」という羽生結弦さんの言葉が印象的ですね。
もし、この対談がきっかけで羽生結弦さんと松田華音さんが結婚したとしたら、とてもお似合いなカップルだと思いました。
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