イチロー選手の本名は「鈴木一朗」で、次男です。
次男なのに「一朗」と名付けられたことは、不思議ではありませんか?
この記事では次男なのに「一朗」と名付けられた理由について、お伝えします。
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イチローが次男なのに「一朗」と名付けられた理由
「一朗」は祖父の「銀一」さんから譲り受けたもの
イチロー選手のおじいさんは「銀一」さんと言います。
「一」という字は銀一さんの「一」から譲り受けたものです。
イチロー選手のお父さんは「一」という字は縁起が良いと思っていることや、イチロー選手の誕生の頃、お父さんは独立して商売をしていました。
事業は大変で、おじいさんの銀一さんにもお世話になったそうです。
そして、一に「明るく朗らかに」ということで「郎」ではなく「朗」とつけた名前なんですね。素敵です!
次男がイチローなら長男はゼロロー?
イチロー選手が次男なら長男がいるはずですよね?
そのご長男、イチロー選手のお兄さんのお名前は鈴木一泰(すずきかずやす)さんです。
日本人の名付けの感覚から言うと「一朗」はもちろん長男なのだろうと思うのが一般的ですよね。
お兄さんが生まれた当時、お父さんはサラリーマンをしていて、一に「安泰」ということでその名前を名付けられました。
お兄さんは一級建築士、デザイナーの顔を持ち、イチローブランドのデザイナーを任されています。
イチロー選手は自分の名前をどう思っているのか?
「すずきいちろう」最悪だ、はじめは親を恨んだ
「鈴木一朗」・・・「すずきいちろう」というと、どこかで聞いたことのある名前のように感じられますよね。
日本で一番多い名字の1位は佐藤さん、2位は鈴木さんです。
銀行などの名前の記入欄の例に出てきそうですし、ご本人も「すずきいちろう、最悪だ、はじめは親を恨んだ。」なんて思ってしまうほど、ありきたりの名前に悩んだ時期もあったのでしょう。
今は自分の名前が好き
2020年のテレビ番組の放送で「本名はなんていうんですか?」という子どもたちの質問に、イチロー選手が自分の名前について答えています。
「イチローだからみんなに名前を覚えてもらった。今は自分の名前が好き。」という言葉は印象的です。
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鈴木選手ではなく「イチロー選手」と登録している理由
パンチとイチロー
1994年(平成6年)オリックスブレーブス時代に故仰木彬氏が監督をしていました。
当時のオリックスは仰木監督の知名度が勝っていてスター選手がいなかったことから、当時「パンチ」のニックネームで有名だった「パンチ佐藤」と入団三年目の鈴木一朗選手を「イチロー」とし、話題作りのために考えたということです。
実力はイチローがはるかに上だった
イチロー選手は改名したその年のオープン戦から大活躍し、いきなり首位打者に輝きました。
当時、知名度は「パンチ佐藤」の方が圧倒的に高く、「イチロー」って誰?という感じだったが、実力はイチローがはるかに上でその年に210本のシーズン最多安打を記録し、入団からわずか3年目で記録に残る選手に、あっと言う間にのし上がったといいます。